御託宣(読み)ゴタクセン

デジタル大辞泉 「御託宣」の意味・読み・例文・類語

ご‐たくせん【御託宣】

託宣」を敬っていう語。神のお告げ。ありがたい仰せ。「権現様御託宣
人の下した判断命令を、冷やかしの気持ちを込めていう語。「会長御託宣とあらば従わざるをえない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御託宣」の意味・読み・例文・類語

ご‐たくせん【御託宣】

〘名〙 (「ご」は接頭語)
① 神などのお告げ。転じて、ありがたい仰せ。
今昔(1120頃か)一二「然れば公も此の御託宣に依て、諸国に放生の(れう)を充て、其の御願を助け奉らせ給ふ」
② 自分勝手なことをえらそうに言うこと。また、もったいぶってくどくどと言いたてること。御託。
浄瑠璃妹背山婦女庭訓(1771)四「借屋の内の神様達、御託宣(ごタクセン)も取取りに」

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