鹿嶋(読み)カシマ

デジタル大辞泉 「鹿嶋」の意味・読み・例文・類語

かしま【鹿嶋】

茨城県南東部の市。鹿島なだに面する工業地。鹿島神宮がある。平成7年(1995)鹿島町大野村とが合併して成立。人口6.6万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「鹿嶋」の意味・わかりやすい解説

鹿嶋[市] (かしま)

茨城県南東部の市。人口6万6093(2010)。1995年鹿島町が大野村を編入して市制,鹿嶋市となる。東は鹿島灘,西は北浦に面する。市域の中央から北部台地,西・南部低地で水田地帯をなし,東部は砂丘となる。中心集落の宮中は常陸国一宮鹿島神宮鳥居前町としておこったが,近年は鹿島臨海工業地域の開発によって都市化,住宅地化が進み周辺の商業中心となっている。鹿島港北部の高松地区には鉄鋼コンビナートが進出,鹿島臨海工業地域へと発展し,都市化,宅地化が進んだ。1960年代後半から70年代中ごろまでの間に,人口が倍増し,工業中心の産業構造に変化した。近年ではサッカーによる〈町おこし〉が知られ,鹿嶋アントラーズのホームグラウンドで,県営カシマサッカースタジアムがある。JR鹿島線,鹿島臨海鉄道線,国道51号,124号線が通じる。
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