二成り(読み)ふたなり

精選版 日本国語大辞典 「二成り」の意味・読み・例文・類語

ふた‐なり【二形・二成】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひとつのものに、二様形状があること。特に、一人男女両方の性器をもっていること。また、その人。半陰陽。はにわり。ふたなりひら。
    1. [初出の実例]「ひそかにきぬをかきあげてみければ、男女の根ともにありけり。これ二形のものなり」(出典:病草紙(平安末‐鎌倉初))
  3. ふたなりぶね(二形船)和漢船用集(1766)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android