二料村(読み)にりようむら

日本歴史地名大系 「二料村」の解説

二料村
にりようむら

[現在地名]高槻市二料

丹波国桑田くわた郡に属し、田能たのう村の西にあり、田能盆地の西、安威あい川の最上流二料川の河谷に位置する。西から南は東掛とうげ村・栢原かいばら(現京都府亀岡市)など。二料川の支流遅谷おそたに川・鹿爪しかつめ川がある。田能庄名主百姓藤井氏につながる産土神藤井ふじい神社(旧称藤井権現社)が存在することなどから、中世以来、田能庄の疆域であったと思われる。古検高は五五石余(南桑田郡誌)。寛政一一年(一七九九)の委細帳(古畑家文書)によると高九四石余。領主変遷出灰いずりは村に同じ。委細帳によると二斗四升余の新田があり、面積八町六反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android