二野分村(読み)にのぶむら

日本歴史地名大系 「二野分村」の解説

二野分村
にのぶむら

[現在地名]頸城村仁野分にのぶ

森本もりもと村の北に位置し、西に鵜木うのき新田、北にあまさき新田がある。東方を柿崎かきざき(現柿崎町)はなさき村とを結ぶ並木なみき道が南北に走る。永禄六年(一五六三)正月二〇日の河田長親安堵状(楡井文書)に「弐之分」とみえ、上杉輝虎(謙信)の側近長親は内海・石坂両氏の支配の時と同様、郡司不入の地として楡井治部少輔に安堵している。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図に「楡井又三郎分平等寺分狩野弥三郎分大石播磨守分二の分村 中」とみえ、本納七〇石九斗一升四合・縄高一三三石八斗七升八合、家一四軒・四八人とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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