二階町(読み)にかいまち

日本歴史地名大系 「二階町」の解説

二階町
にかいまち

[現在地名]津山市二階町

出雲往来さかい町の中央部から、城の西側の堀に沿って北に折れた通りの両側町。元魚もとお町の東裏で、北は城の堀によって断ち切られている。元禄町絵図には、この南北の通りを二階町通と記す。「津山誌」によれば、出雲往来は初め堺町西端で元魚町に北折していたが、正徳年間(一七一一―一六)に二階町から元魚町を経て二丁目にちようめに至る道筋に改変されたという。町の成立は慶長年中(一五九六―一六一五)とされ(同書)、「武家聞伝記」同一三年一〇月条に二階町とあり、正保城絵図にも町屋がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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