五分広(読み)ごぶひろ

精選版 日本国語大辞典 「五分広」の意味・読み・例文・類語

ごぶ‐ひろ【五分広】

〘名〙
奉書紙一種。奉書紙の標準品大奉書寸法、縦一尺三寸(約三九・四センチメートル)、横一尺八寸(約五四・五センチメートル)よりも縦横とも五分(約一・五センチメートル)ずつ広いもの。御前広(ごぜんひろ)中広(なかひろがり)
雪駄(せった)の表の幅など、一般に普通の品よりも五分(約一・五センチメートル)だけ大きいもの。
※歌舞伎・夢結蝶鳥追(雪駄直)(1856)三幕「雪駄に例へて見ようなら、爰(ここ)の家は本皮の五分広(ごブビロ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android