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五十瓊敷入彦皇子 いにしきいりひこのみこ

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朝日日本歴史人物事典の解説

五十瓊敷入彦皇子

『古事記』は印色入日子命と表記。垂仁天皇の皇子。母は丹波(京都府・兵庫県)の道主王の娘日葉酢媛。『日本書紀』によると,あるとき垂仁天皇がイニシキイリヒコと弟皇子のふたりに欲しいものは何かと尋ねたところ,兄は弓矢を,弟は皇位をそれぞれ得たいと答えた。それで兄には弓矢が与えられ,弟は次代の天皇(景行)になったという。1000の剣を製作した話や弓・矢・楯などの武器を作る職業集団の組織化や管理の話,また朝廷の武器庫の性格を持つ石上神宮(天理市)の管理伝承など,武器にかかわる伝承が,この皇子に集中して語られている。またこの皇子は,血沼池,狭山池,高津池,高石池など多くの灌漑用の池を造ったとも伝えられている。

(溝口睦子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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