五十石町(読み)ごじつこくまち

日本歴史地名大系 「五十石町」の解説

五十石町
ごじつこくまち

[現在地名]弘前市五十石町

西濠を隔てて西の郭に接し、鷹匠たかじよう町から紺屋こんや町に至る道筋町並。西はふくろ町に接する。

正保三年(一六四六)津軽弘前城之絵図(内閣文庫蔵)には、大部分が侍町として町割される。慶安二年(一六四九)の弘前古御絵図(市立弘前図書館蔵)に五拾石町とあり二八軒、うち空家四の侍屋敷があり、うち一は鷹匠衆。岩木川が西の郭と町の間を流れ、町内東側は川原地。「津軽史」に延宝二年(一六七四)家中人夫一千九九八人、町人足二四八人による郭外ならびに五十石町普請がみえ、これは岩木川掘替工事をさす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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