五城目街道(読み)ごじようめかいどう

日本歴史地名大系 「五城目街道」の解説

五城目街道
ごじようめかいどう

羽州街道の宿駅一日市ひといち(現八郎潟町)起点とし、五十目ごじゆうめ(現五城目町上町・下町一帯)から浅見内あさみない(現五城目町)を経て、阿仁あに(現北秋田郡)地方へ通じる脇街道。阿仁街道ともよばれた。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図でみると、五城目街道は一日市村から小池こいけ(現八郎潟町)野田のだ村・五十目村(現五城目町)を経て馬場目ばばめ川と中津又なかつまた川(現富津内ふつない川)の合流点に達し、さらに中津又川に沿い山内さんない(現五城目町)から黒土くろつち(現五城目町)に至り、浅見内あさみない川(現内川うちかわ川)を溯行する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の五城目街道の言及

【五城目[町]】より

…町の東部は太平山地で,山林が大部分を占める。中心の五城目上町・下町一帯は馬場目川谷口にあたり,秋田と阿仁を結ぶ五城目街道(現,国道285号線)の要地でもあり,400年の伝統をもつ市場町として発達した。現在,市は月12回開かれ,その出荷圏は秋田市,能代市をも含み県内最大の規模をもつ。…

※「五城目街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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