浅見内村(読み)あさみないむら

日本歴史地名大系 「浅見内村」の解説

浅見内村
あさみないむら

[現在地名]五城目町内川浅見内うちかわあさみない

内川川上流の山村で、南に湯野又ゆのまた(現湯ノ又)がある。北の高杉たかすぎ(三六一・九メートル)山本郡と境し、「六郡郡邑記」に「山本郡上岩川村と秋田郡浅見内村境は折渡り村、西野又、入り通り、松木沢の節台村高杉長根伝峰切也」とある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に内村一九二石とあり、奥地の山村としては高が多い。郡境に位置し、中世には上岩川かみいわかわ(現山本郡琴丘町)を経て安東氏の檜山ひやま(現能代市)に通じ、近世初めには阿仁あに鉱山(現北秋田郡阿仁町)へ通じる要地として開発が早く進んだのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android