五小袖(読み)いつつこそで

精選版 日本国語大辞典 「五小袖」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐こそで【五小袖】

  1. 〘 名詞 〙 女房装束の一つ。小袖を五枚重ねたもの。
    1. [初出の実例]「からあやの五こそで」(出典:たまきはる(1219))

五小袖の補助注記

小袖は、肌着として身につけた下着で、平安時代の末頃から男女とも公式行事などに重ね着として用い、三つ小袖、五つ小袖の着方が行なわれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android