五念(読み)ごねん

精選版 日本国語大辞典 「五念」の意味・読み・例文・類語

ご‐ねん【五念】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. ごねんもん(五念門)
    1. [初出の実例]「ねがわしきは九品の蓮台なれば、五念(ゴネン)修行にもとづき、三心具足の床の上に、三輩往生の素懐を期さん」(出典:古郷帰の江戸咄(1687)三)
  3. 不浄観、慈悲観、縁起観、界分別観、数息(すそく)観の五つをいう。
  4. 念仏を五回唱えること。
    1. [初出の実例]「然に彌陀の本誓は 破戒重罪なほすてず 三念五念の縁により 必ず来迎たれたまふ」(出典:空也和讚(12C後か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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