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五念門 ごねんもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五念門
ごねんもん

仏教用語。世親の『浄土論』に説かれるもので,阿弥陀仏浄土に生れるための念じ方を5種に分類したもの。阿弥陀仏の像を礼拝し (礼拝) ,その名をほめたたえ (賛嘆) ,浄土に生れることを一心に願い (作願) ,浄土の功徳をいろいろ観察し (観察) ,自己の修めた功徳が他人のうえにも及んで,ともに成仏できるよう願って (回向) ,浄土に生れようとすること。

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デジタル大辞泉の解説

ごねん‐もん【五念門】

仏語。世親の浄土論に説かれる、浄土に往生するための五つの修行。阿弥陀仏の像を礼拝(らいはい)する礼拝門、阿弥陀仏の名をほめたたえる讃歎(さんだん)門、浄土に生まれたいと一心に願う作願門、浄土やその菩薩(ぼさつ)の姿を観察する観察(かんざつ)門、自己の功徳を他の生あるものに施し、ともに成仏しようと願う回向(えこう)門の五つ。

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大辞林 第三版の解説

ごねんもん【五念門】

〘仏〙 世親の浄土論に説く浄土へ至るための五つの実践。礼拝門(阿弥陀仏を礼拝すること)・讃歎さんだん門(阿弥陀仏の名号を唱えること)・作願門(浄土往生を心から願うこと)・観察門(仏や浄土の荘厳・功徳を心に思い見ること)・回向えこう門(自己の修行による功徳を他の衆生にも分かち与え、ともに浄土に往生しようと願うこと)の五つ。

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世界大百科事典内の五念門の言及

【浄土論】より

…サンスクリット語原典は現存せず,漢訳(菩提流支(ぼだいるし)訳,6世紀前半)のみ現存。偈頌(韻文)とそれを解説した長行(じようごう)(散文)の部分からなり,特に後者においては,浄土往生の方法として〈五念門〉を説いている。〈五念門〉とは,礼拝,讃嘆,作願,観察,廻向の五つであるが,なかでも観察(浄土を観想すること)が中心で,17種の国土荘厳,8種の仏荘厳,4種の菩薩荘厳よりなる。…

※「五念門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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