五旬節(読み)ゴジュンセツ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「五旬節」の意味・読み・例文・類語

ごじゅん‐せつ【五旬節】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ユダヤ教の三大祝日の一つ過越(すぎこし)の祭から五〇日目にあたる大祭で、モーゼシナイ山十戒を受けたことを記念する。
  3. キリスト教で、聖霊降臨日をいう。ペンテコステ。五旬祭

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五旬節」の意味・わかりやすい解説

五旬節
ごじゅんせつ

(1) Pentēcostē; Pentecost ギリシア語で 50を意味するペンテコステの訳。モーセによるユダヤ民族のエジプト脱出を記念する「過越祭」から 50日目に行われるユダヤ教の祝日。イエスの復活が過越祭と合致し,聖霊の降臨がそれから 50日目のユダヤ人の祝日に合致したと信じられるところから,聖霊降臨の祝日を五旬節と呼ぶキリスト教の教会もある。 (2) quinquagesima カトリック教会の典礼暦で復活祭に先立つ 40日を四旬節と称し,その第1日目である水曜日を灰の水曜日というが,これに先立つ日曜日を五旬節の日曜日という。四旬節の苦業と断食の期間直前の日曜日として,これに続く月,火曜日とともに歓楽に興じる俗習が生じた。 (→カーニバル )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む