五津村(読み)いつつむら

日本歴史地名大系 「五津村」の解説

五津村
いつつむら

[現在地名]大宇陀町大字五津

宇陀川西部、平尾ひらお村北方に所在。先史時代、弥生後期の土器出土。中世、五津塁が構築されたが事歴は不詳。慶長郷帳・元和郷帳に「五ツ村」とある。慶長郷帳にみる村高五〇〇・六二五石。慶長六年(一六〇一)松山藩(福島高晴)領、元禄八年(一六九五)幕府領となる。元禄検地による村高は四四七・六一二石。

寛文年代(一六六一―七三)松山藩主織田長頼は藩財政再建のため重税を課し貧窮のどん底におちいった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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