五海村(読み)ごかいむら

日本歴史地名大系 「五海村」の解説

五海村
ごかいむら

[現在地名]七城町砂田すなだ

西郷さいごう村の南にあり、菊池川・迫間はざま川に挟まれた沖積平野に位置する。「和名抄」の子眷こかい郷に比定される。一六世紀前半頃の年未詳一一月一一日付菊池義宗義武知行坪付(津野田文書)に「五戒一所 十弐町」とみえ、角田右衛門尉に与えられている。「一統志」に「五海 稲荷大明神 阿弥陀」とみえ、元禄国絵図に「西郷村之内五海村」とある。深川手永に属し、文化一一年(一八一四)頃の深川手永手鑑に高三四五石五斗余、田一八町八畝余・畑三町八反三畝余、竈数四〇・人数一七〇、駄馬三九、氏神稲荷宮、産物として川海老が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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