五田村(読み)ごたむら

日本歴史地名大系 「五田村」の解説

五田村
ごたむら

[現在地名]杵築市鴨川かもがわ

宮司みやじ村の北西高山たかやま川左岸の平坦地にある。中世の領主木付氏の初期の居城たけ城の北にあり、東は国東くにさき菅尾すがお村・草場くさば村。文禄二年(一五九三)八月二〇日の速見郡木付庄中津村畠方検地帳(永青文庫)に「五たノ村」とみえる。小倉藩慶長人畜改帳では木付上きつきかみ庄に属し、家数一三・人数三一(うち本百姓四・奉公人一)、牛九とある。小倉藩元和人畜改帳では高一二六石余、家数六・人数三八(うち本百姓六・名子六・下人二)、牛六。正保郷帳では八坂やさか庄の上庄かみしよう村のうちに含まれる。元禄郷帳では高一〇二石余。文久三年(一八六三)の田畑根付目録(工藤家文書)では田一二町二反・畑一町六反とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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