五車韻瑞(読み)ゴシャインズイ

デジタル大辞泉 「五車韻瑞」の意味・読み・例文・類語

ごしゃいんずい〔ゴシヤヰンズイ〕【五車韻瑞】

中国韻書。160巻。明の凌稚隆撰。経・史・子・集・賦の5部に分けて、熟語とその出典とを明示したもの。「佩文はいぶん韻府」のもとになったといわれる。

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精選版 日本国語大辞典 「五車韻瑞」の意味・読み・例文・類語

ごしゃいんずいゴシャヰンズイ【五車韻瑞】

  1. 中国の類書。一六〇巻。明の凌稚隆撰。元の陰時夫の「韻府群玉」の体例にならい、群玉の略した経史二部を補い、経、史、子、集、賦の五部に分け、毎部に二字、三字、四字の熟字を配して出典を明らかにした。後の「佩文韻府」はこの書をもとに作られた。

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