五輪堂遺跡(読み)ごりんどういせき

日本歴史地名大系 「五輪堂遺跡」の解説

五輪堂遺跡
ごりんどういせき

[現在地名]度会町川口 堂山

通称五里ごり山から西に延びる尾根の先端近く、南に向かう小さな谷間の中央部分標高五五メートルに二間四方の五輪堂がある。前面には五里山ごりやま川、老母ろうぼ集落が見渡せる。堂は口碑によると、かつて大蛇がすみつき村人を悩ました際、名僧が建てて祈ったという。鎌倉・室町時代に存在したといわれる古利寺の境内の一部と考えられている。昭和五四年(一九七九)堂の裏手の杉林中より壺三点が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android