五重の唐衣(読み)イツエノカラギヌ

デジタル大辞泉 「五重の唐衣」の意味・読み・例文・類語

いつえ‐の‐からぎぬ〔いつへ‐〕【五重の唐衣】

表と裏との間に中陪なかべを3枚加えて仕立てた唐衣一説に、地紋の上にさらに五彩色糸文様を織り出した唐衣。
「若き人は菊の―を心々にしたり」〈紫式部日記

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精選版 日本国語大辞典 「五重の唐衣」の意味・読み・例文・類語

いつえ【五重】 の 唐衣(からぎぬ)

  1. 「いつえ(五重」の唐衣(からぎぬ)
    1. [初出の実例]「若き人は、菊の五えのから衣を心心にしたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日)

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