五重唯識(読み)ごじゅうゆいしき

精選版 日本国語大辞典 「五重唯識」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐ゆいしきゴヂュウ‥【五重唯識】

  1. 〘 名詞 〙 仏語法相宗で説く、万法唯識を観ずるための五段階の観法で、観ぜられる唯識の内容浅深によって五つに分けたもの。
    1. [初出の実例]「法相宗には五重唯識の観に住して、しかも四弘をおこし、六度を行じて三祗劫をへて、仏になると申す也」(出典:往生大要抄(1212頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む