五霊(読み)ごれい

精選版 日本国語大辞典 「五霊」の意味・読み・例文・類語

ご‐れい【五霊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 霊妙な存在とされる、五種の動物。麒麟(きりん)鳳凰(ほうおう)、亀、龍、白虎の五つをいう。
    1. [初出の実例]「朕聞、麟鳳五霊、王者嘉瑞」(出典:続日本紀‐天平神護二年(766)一〇月癸卯)
    2. [その他の文献]〔杜預‐春秋左氏伝序〕
  3. ( 「五霊社」の略 ) 霊験の高い五つの神社。たとえば、熱田春日、石清水、住吉生玉の五社など。
    1. [初出の実例]「五れい八社三王は、二十一社ふきおろしに、白鬚の神なみはさらさら」(出典:浄瑠璃・三社託宣由来(1678)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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