デジタル大辞泉 「五音連声」の意味・読み・例文・類語 ごいん‐れんじょう〔‐レンジヤウ〕【五音連声】 和歌・連歌などで、五・七・五の各句の移り目に同母音を継いで音調を整える技法。「空になき日影の山や雨のうち」の「き・ひ」「や・あ」などの類。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「五音連声」の意味・読み・例文・類語 ごいん‐れんじょう‥レンジャウ【五音連声】 〘 名詞 〙 和歌、連歌、俳諧の用語の一つ。和歌の五七五七七や連歌や俳諧の五七五など、一首または一句の中での各句の連接が同母音でなめらかにつながっていくのをよしとして説いたもの。たとえば「空になき日影の山や雨のうち」の五七五の連接は、上五文字の末尾の「き」と中七文字のはじめの「日」が同じiの母音であり、中七文字の末尾の「や」と下五文字のはじめの雨の「あ」が同じaの母音で続いている。能楽などでもいう場合がある。〔竹園抄(13C後)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例