音調(読み)オンチョウ

デジタル大辞泉 「音調」の意味・読み・例文・類語

おん‐ちょう〔‐テウ〕【音調】

音の高低
話し言葉における音の高低や調子アクセントイントネーションなど。
詩文における韻律
音楽曲節
[類語]節回し旋律メロディー調子音律調性音階音程・音高・トーン拍子はく律動乗りリズムテンポ調べ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「音調」の意味・読み・例文・類語

おん‐ちょう‥テウ【音調】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 音の高低。発音体の振動数の多少によって生ずるもの。
    1. [初出の実例]「余不幸にして少き時より聾となり、剰(あまつさ)へ弟妹共に音調を弁ずる能はざるの疾に罹(かか)れり」(出典:新聞雑誌‐四六号・明治五年(1872)五月)
  3. アクセント、イントネーションなど、言語における高低の調子。
    1. [初出の実例]「各人音調(オンテウ)を異にし、其差の判然たること人面の如し」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉一)
  4. 詩文のもつ語呂の調子。
    1. [初出の実例]「抑も詩と云ふものは〈略〉其音調の良否も又甚だ大切なり」(出典:新体詩抄(1882)序〈外山正一〉)
    2. [その他の文献]〔世説新語‐容止〕
  5. 音楽の曲節。
    1. [初出の実例]「しらむ 音調の諧和せざるの謂なり」(出典:歌儛品目(1818‐22頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「音調」の読み・字形・画数・意味

【音調】おんちよう(てう)

音のしらべ。〔世説新語、豪爽〕桓(温)に素(もと)より雄爽氣り。加ふるに爾(そ)の日、發、~其の(らいらく)、一坐賞す。

字通「音」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「音調」の意味・わかりやすい解説

音調
おんちょう

アクセント

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android