20世紀日本人名事典 「井上兼吉」の解説 井上 兼吉イノウエ ケンキチ 明治〜昭和期の大陸浪人 生年明治15(1882)年4月12日 没年昭和7(1932)年 出生地長崎県南高来郡三会村 経歴陸軍に入営して日露戦争に従軍。大正5年第二次満蒙独立運動に参加。8年頃から兄とともにロシアのチタで旅館を経営し、同国の反革命派セミョーノフを援助した。13年大本教の出口王仁三郎と結んで蒙古に宗教国家樹立を図ったが失敗した。中国の紅卍字会と関係を持った。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上兼吉」の解説 井上兼吉 いのうえ-けんきち 1882-1932 明治-昭和時代前期の大陸浪人。明治15年4月12日生まれ。陸軍にはいり日露戦争に従軍。大正5年満蒙(まんもう)独立運動(第2次)にくわわる。8年ごろからロシアのチタで旅館業をいとなみ,反革命派のセミョーノフを援助。13年中国紅卍字(こうまんじ)会とむすんだ出口王仁三郎(おにさぶろう)に協力,モンゴルに宗教国家の樹立をめざしたが挫折。昭和7年死去。51歳。長崎県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by