井上敏(読み)イノウエ トシ

20世紀日本人名事典 「井上敏」の解説

井上 敏
イノウエ トシ

昭和期の化学者



生年
明治27(1894)年9月22日

没年
昭和42(1967)年5月11日

出身地
岐阜県

学歴〔年〕
東京大学理学部化学科〔大正8年〕卒

学位〔年〕
理学博士

経歴
大学卒業後、柴田雄次教授の研究室に籍をおいたまま学習院大学教鞭をとり、のち教授。昭和40年退官。無機化学の研究および研究者の育成に尽し、特に錯塩の研究で著名。著書に「錯塩」「無機化学製造実験」「教養無機化学」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上敏」の解説

井上敏 いのうえ-とし

1894-1967 昭和時代の化学者。
明治27年9月22日生まれ。昭和2年欧米に留学。学習院高等科教授をへて,学習院大教授となる。錯塩化学の研究で知られた。昭和42年5月11日死去。72歳。岐阜県出身。東京帝大卒。著作に「錯塩」「無機化学製造実験」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android