錯体のうち,溶液中で錯イオンに解離するものをいう.錯塩はK3[Fe(CN)6]や[CoCl(NH3)5]Cl2のように,酸(H3[Fe(CN)6])または塩基([CoCl(NH3)5](OH)2)の塩の形をとるものが多いので,現在の錯体と同義語に用いられてきた.[別用語参照]ウェルナー錯体
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ただ1種類の単純な塩,たとえばNaClなどを単塩というのに対し,2種以上の塩が成分として含まれている,たとえばKAl(SO4)2・12H2Oのような塩は複塩といっている。また錯イオンを含む塩は錯塩という(〈錯体〉の項目参照)。遷移金属の水和物には形式上は単塩(たとえばCrCl3・6H2O)でも,水分子が金属原子に配位したアクア錯塩(たとえば[Cr(H2O)6]Cl3)であるものが多い。…
…錯体にはイオンと分子とがある。錯イオンは陽イオンまたは陰イオンの形で存在する錯体で,対イオンと結合して錯塩,錯酸,錯塩基をつくる。これらと錯分子とをひとまとめにしたものが狭義の錯化合物で,配位化合物ともいう。…
…したがって,これは複塩であるといえる。これに対しK2[PtCl4]は,2KCl・PtCl2とも書けるが,Pt2+やCl-,あるいはPtCl2などの存在は認められず,K+と錯イオン[PtCl4]2-が存在することがわかっており,これは錯塩であって複塩ではない。またたとえばミョウバンはK2SO4・Al2(SO4)3・24H2Oのように書かれ,形式的に複塩である。…
※「錯塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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