井上義斐 いのうえ-よしあや
1816-? 幕末の武士。
文化13年生まれ。幕臣。目付をへて,慶応元年大坂町奉行となる。条約勅許と兵庫開港を要求して兵庫沖に来航した四国連合艦隊の代表と折衝。若年寄立花種恭(たねゆき)に随行して英艦内で公使パークスと会談,条約勅許のあかしをもとめられ,血判で保証すると返答し,恐怖した各国代表にとめられた。のち勘定奉行をかね,2年外国奉行に転じ,3年作事奉行,留守居(るすい)に就任。本姓は木村。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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