井伊谷城跡(読み)いいのやじようあと

日本歴史地名大系 「井伊谷城跡」の解説

井伊谷城跡
いいのやじようあと

[現在地名]引佐町井伊谷

井伊谷の盆地北側、標高一一四メートルのしろ山の山頂とその南東方向の麓にあった居館。井伊いい城ともいい、井伊氏の居城。なお史料上、南北朝期にみえる井伊城は三岳みたけ城をさす。天保一五年(一八四四)に井伊谷村の二宮神社神主中井直恕が著した礎石伝(中井家文書)によると、本丸城山の南東麓にあって東西一町半・南北二町半、南に大手門を有し、本丸の南側に一段底い二の丸があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android