20世紀日本人名事典 「井手雅人」の解説
井手 雅人
イデ マサト
昭和・平成期のシナリオライター 元・日本シナリオ作家協会常務理事。
- 生年
- 大正9(1920)年1月1日
- 没年
- 平成1(1989)年7月17日
- 出生地
- 佐賀県佐賀市赤松町
- 学歴〔年〕
- 豊島師範本科第一部〔昭和16年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 年間代表シナリオ〔昭和33年 36年 39年 40年 43年 53年 55年 58年〕
- 経歴
- 軍隊生活を経て、戦後小学校教員となり、昭和23年新東宝労務課に入社。この頃より作家の故・長谷川伸に師事して小説を書き始め、26年にシナリオ第1作「暁の急襲」を発表。同年企画部に配属。29年退社し、以降フリーのシナリオライターとして日本映画の名作・大作を手がける。60年から平成元年3月まで日本シナリオ作家協会常務理事を務めた。主な作品に映画「点と線」「妻は告白する」「五弁の椿」「赤ひげ」「証人の椅子」「黒部の太陽」「鬼畜」「影武者」「乱」「次郎物語」、テレビ「鬼平犯科帳」シリーズなど。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報