鬼畜(読み)キチク

デジタル大辞泉 「鬼畜」の意味・読み・例文・類語

き‐ちく【鬼畜】

鬼と畜生。転じて、残酷で、無慈悲な行いをする者。

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精選版 日本国語大辞典 「鬼畜」の意味・読み・例文・類語

き‐ちく【鬼畜】

  1. 〘 名詞 〙 鬼と畜生。転じて、残酷な行ないをする者。恩義を知らない者。
    1. [初出の実例]「凡そ地獄・鬼畜(キチク)修羅人天」(出典:真如観(鎌倉初))
    2. 「鬼畜(キチク)のくらき眼をもて、活仏来迎を見んとするとも」(出典:読本・雨月物語(1776)青頭巾)
    3. 「父を殺した鬼畜米英のピンはねて」(出典:アメリカひじき(1967)〈野坂昭如〉)

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デジタル大辞泉プラス 「鬼畜」の解説

鬼畜

松本清張短編小説。1957年発表。
②①を原作とした1978年公開の日本映画。監督野村芳太郎脚本井手雅人、撮影:川又昂美術:森田郷平。出演:岩下志麻緒形拳、岩瀬浩規、吉沢美幸、石井旬、蟹江敬三ほか。第21回ブルーリボン賞監督賞受賞。第33回毎日映画コンクール監督賞、撮影賞、美術賞受賞。第2回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀主演男優賞(緒形拳)ほか受賞。

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