亜剌比亜(読み)アラビア

デジタル大辞泉 「亜剌比亜」の意味・読み・例文・類語

アラビア(Arabia)

アジア大陸南西部、ペルシア湾アラビア海紅海に囲まれた世界最大の半島大部分は砂漠地帯。石油埋蔵量が豊富。
[補説]「亜剌比亜」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「亜剌比亜」の意味・読み・例文・類語

アラビア【亜剌比亜】

  1. ( Arabia ) アジア南西部、世界最大の半島。ペルシア湾、アデン湾インド洋、紅海にかこまれ、大部分が砂漠。七世紀初頭、マホメットにより統一され、以後、イスラム帝国として繁栄。一六世紀にはオスマン朝の支配下に入った。一八世紀以降、民族運動が盛んとなり、サウジアラビアクウェートイエメンなどが独立した。埋蔵量の豊富な油田地帯がある。
    1. [初出の実例]「アラビヤ 南天竺の西、邏羅より三千余里」(出典:増補華夷通商考(1708)五)

亜剌比亜の語誌

古くは「史記」などに見られる「条枝」「条支」がアラビアに当たるという説もあるが、近世になって、マテオ=リッチの「坤輿万国全図」では「曷剌比亜」という形で紹介された。日本では「江戸大節用海内蔵」(一七〇四)の「万国大概之図」に、「亜剌比亜〈古方天国〉」と見えるのが早い。

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