南天竺(読み)ナンテンジク

デジタル大辞泉 「南天竺」の意味・読み・例文・類語

なん‐てんじく〔‐テンヂク〕【南天竺】

五天竺の一。インド南部にあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「南天竺」の意味・読み・例文・類語

なん‐てんじく‥テンヂク【南天竺】

  1. [ 1 ] 五天竺の一つ。南方インド。南天
    1. [初出の実例]「適見京城青龍寺大徳恵果阿闍梨。即南天竺大弁正三蔵上足弟子」(出典性霊集‐序(835頃))
    2. [その他の文献]〔水経注‐河水〕
  2. [ 2 ] 植物なんてん(南天)」の異名
    1. [初出の実例]「此内青磁盆紋者。牡丹一対被種。芦一箇。銅盆石上被南天竺」(出典:蔭凉軒日録‐寛正四年(1463)五月一七日)
    2. [その他の文献]〔陸游‐新寒詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android