亜寒帯前線(読み)あかんたいぜんせん(その他表記)Subarctic front

海の事典 「亜寒帯前線」の解説

亜寒帯前線

亜寒帯水の南縁、亜寒帯海流北太平洋海流の間に形成される前線(あるいは前線帯)で、北太平洋では北緯42度近くを東西に延びている。その位置は塩分の 南北断面で34.0psuの等塩分線が上層数百mをほぼ鉛直に走っている所を指標として決め得る。この緯度偏西風風速が最大となる位置であり、表層水収束域となるので、亜寒帯収束線とも呼ばれる。北大西洋では湾流ラブラドル海流の間に形成される前線を指す。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

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