人の親(読み)ヒトノオヤ

デジタル大辞泉 「人の親」の意味・読み・例文・類語

ひと‐の‐おや【人の親】

子を持つ親としての人。⇔人の子
祖先
「―の立つる言立て」〈・四〇九四〉

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精選版 日本国語大辞典 「人の親」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 の 親(おや)

  1. 人たるものの親。人倫にのっとった存在としての親。⇔人の子
    1. [初出の実例]「人祖(ひとのおや)のおのが弱児を養治す事の如く」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)七月一七日・宣命)
  2. 祖先。祖。
    1. [初出の実例]「人祖(ひとのおや)の 立つる言立 人の子は 祖の名絶たず 大君奉仕(まつろ)ふものと」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四)
  3. 他人の親。
    1. [初出の実例]「人の親の身まかりけるに 大寒や人のいのちも極(きはめ)月」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)

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