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言(い)立て イイタテ

デジタル大辞泉の解説

いい‐たて〔いひ‐〕【言(い)立て】

《「いいだて」とも》
取り立てて言うこと。強く主張すること。「先方の言い立てを聞く」
言い逃れの言葉。口実。
「お勢は気分悪いのを―にして英語の稽古にも往かず」〈二葉亭浮雲
宣伝的な事柄を、節をつけて述べ立てること。口上。
「歯磨き売りの居合抜き、売薬の―」〈滑・膝栗毛・七〉
歌舞伎の舞台で、特にまとまった事柄を朗唱風に述べる台詞(せりふ)。

こと‐だて【言立て】

口に出して言うこと。揚言。誓言。
「人の祖(おや)の立つる―人の子は祖の名絶たず」〈・四〇九四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ことだて【言立て】

はっきり言葉に表すこと。誓いを立てること。 「世の人の立つる-/万葉集 4106

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の言(い)立ての言及

【歌舞伎】より

…〈せりふ〉も同様で,それぞれの様式に独自の一種のリズムを持つ。〈つらね〉や〈言立て(いいたて)〉のようにしゃべる技巧,〈糸に乗る〉という音楽的に語る技巧,〈厄払い〉のように七五調の美文を朗々とうたいあげる技巧などのほか,幾人かでせりふを分けあう〈割りぜりふ〉や〈渡りぜりふ〉の技法もある。せりふを登場人物相互の意思伝達の用とだけ限定せず,観客の聴覚に訴える効果音的な用法に至るまで,自由に活用していることがわかる。…

※「言(い)立て」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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