人付(読み)ひとづき

精選版 日本国語大辞典 「人付」の意味・読み・例文・類語

ひと‐づき【人付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の意見命令に簡単に従うこと。すなおに人のいいなりになること。また、その様子
    1. [初出の実例]「いとひとつきにうつくしげに、〈略〉うちつけにいささか立ち離れず」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
  3. 人とのつきあいぶり。他人気受。〔詞葉新雅(1792)〕
    1. [初出の実例]「なるほど人附(ヒトヅキ)悪い愛想気の無い」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android