人工栄養法(読み)じんこうえいようほう(英語表記)artificial nutrition

日本大百科全書(ニッポニカ) 「人工栄養法」の意味・わかりやすい解説

人工栄養法
じんこうえいようほう
artificial nutrition
artificial hydration and nutrition

口から食べる以外の方法で水分栄養を補給すること、またその方法。管(チューブ)を通して胃や腸に補給する「経腸栄養法」と、静脈を経由して補給する「経静脈栄養法」に大別される。経腸栄養法には、経鼻経管栄養法や胃瘻(いろう)(胃瘻栄養法)、腸瘻(腸瘻栄養法)などが含まれる。経静脈栄養法には、末梢(まっしょう)静脈栄養法と中心静脈栄養法の2種類がある。

 なお、上記以外に、母乳を用いずに乳児哺育(ほいく)することも人工栄養あるいは人工栄養法とよばれる。別項「人工栄養」を参照。

[横山美樹 2022年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android