…《中央アジアにおける宗教と哲学》(1865),《ペルシア人史》(1876)などの民族研究,紀行文はその成果である。さらに彼は,人種の本質的不平等,アーリヤ人種の優越性を骨子とする人種哲学〈ゴビニスム〉を主張,《人種不平等論》(1853‐55)でそれを理論化し,ナチズムの民族主義の先駆者となった。また,スタンダール的な乾いた文体で,野心的エネルギー礼賛と貴族主義を説いた長編小説《プレイヤード》(1874),戯曲《ルネサンス》(1877)によって,ロマン派と異なる文学を生み出した。…
※「人種不平等論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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