人穴・人孔(読み)ひとあな

精選版 日本国語大辞典 「人穴・人孔」の意味・読み・例文・類語

ひと‐あな【人穴・人孔】

〘名〙
火山のふもとなどにあるほら穴。溶岩流の表面部が凝結した後に、内部の比較的やわらかい部分が、発生したガスにより押し広げられてできた空洞。昔、人が住んだという。富士山の西北麓の朝霧高原にある「富士人穴」が有名。溶岩トンネル
吾妻鏡‐建仁三年(1203)六月四日「新田四郎忠常出人穴帰参。往還経一日一夜也」
② =マンホール〔工学字彙(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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