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溶岩トンネル ようがんトンネルlava tunnel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶岩トンネル
ようがんトンネル
lava tunnel

溶岩隧道ともいう。溶岩流の中に細長く伸びた円筒状の空洞。表面が冷却固結した流動性の大きい溶岩が中央部を流動して先端部へ供給されると,すっぽり脱けた径数mから 10mぐらいの空洞ができることがあり,長さは数 kmに及ぶものがある。玄武岩質溶岩に多く,富士山麓風穴はすべて溶岩トンネルである。内部には,溶岩鍾乳溶岩石筍がみられる。

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百科事典マイペディアの解説

溶岩トンネル【ようがんトンネル】

溶岩にみられるトンネル状の空洞。たとえば富士山麓の〈風穴〉。溶岩流の表面が冷却固結しても内部がまだ流動性をもって流れるとき,そのあとが空洞として残ったもの。大きなものでは直径10m以上,長さ数kmに及ぶこともある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ようがんトンネル【溶岩トンネル lava tunnel】

玄武岩質の流動性に富む厚い溶岩流中に生じるトンネル状の空洞。小規模のものは溶岩チューブlava tubeと呼ばれる。直径は最大数mくらいで長さは数km以上のものもある。発達した溶岩流では,火口から噴出した新鮮な溶岩はパイプ状の通路によって先端部に送られる。流れる溶岩の水位が低下すると,トンネル状の空洞となって冷却固化する。溶岩トンネルの内部は平滑で,水平な段がついている場合がある。富士山の青木ヶ原溶岩などにみられる風穴,氷穴人穴などと呼ばれる洞穴の多くは溶岩トンネルである。

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大辞林 第三版の解説

ようがんトンネル【溶岩トンネル】

溶岩流の表面が冷却・固結し、内部の溶融部分が流れ去ってできたトンネル状の空洞。富士山の山麓の風穴など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

溶岩トンネル
ようがんとんねる
lava tunnel

固化した溶岩流の内部にある横穴状の空洞。粘性の低い玄武岩質溶岩流に発逹することが多い。溶岩流は表層部や底層部が、空気や地面に触れて早く冷却固結するので、その中間部を流下し続けるが、溶岩流の供給がやむと外殻を破って流出した溶岩流の通路跡に空洞を残し、溶岩トンネルを生じる。小規模のものは溶岩チューブlava tubeとよばれる。溶岩トンネルの天井には溶岩鍾乳(しょうにゅう)石が垂下し、その真下の床には溶岩石筍(せきじゅん)をみることもある。冬季に凍った溶岩トンネル中の氷は、冷気が夏季の暖気と置き換えられないため、一年中融(と)けないところもあるといわれている。富士山の北西麓(ろく)には、風穴(ふうけつ)・御胎内(おたいない)などとよばれる溶岩トンネルが多い。[壽圓晋吾]

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