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人間的自由の本質 にんげんてきじゆうのほんしつ Philosophische Untersuchungen über das Wesen der menschlichen Freiheit

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世界大百科事典 第2版の解説

にんげんてきじゆうのほんしつ【人間的自由の本質 Philosophische Untersuchungen über das Wesen der menschlichen Freiheit】

シェリング歳のとき(1809)の,同一哲学から積極哲学への移行期に書かれた著作。正式の標題は《人間的自由の本質およびそれと関連する諸対象に関する哲学的諸探求》。善なる創造主・神のもとで,悪の可能性を含む人間の自由がいかにして可能かという,弁神論の問題を論じている。スピノザ汎神論有機体論的な自然観で乗り超えるとともに,神の人格性を復活させる神秘主義的傾向を示している。神は自分の実存の根拠を自己の内に持つ。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の人間的自由の本質の言及

【シェリング】より

…〈自我がすべてである〉というフィヒテ主義に代わって〈すべてが自我である〉と主張される。晩年のシェリングは,ベーメの影響を受けて,神秘主義者のバーダーと知り合い,創造説と汎神論と人間の自由という3者の鼎立(ていりつ)可能性を説いて,神の実存と,神の実存の根底〈神の内なる自然〉とを区別し,神秘的な創造説と歴史哲学を展開,《人間的自由の本質》(1809),《世代論》(1811‐14)を著す。彼は,つねに自我と有機的な自然との相互浸透を基盤にして,自由と自然との一致を追求したが,独断論と神秘主義の傾向はおおいがたい。…

※「人間的自由の本質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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