人麿神社(読み)ひとまろじんじや

日本歴史地名大系 「人麿神社」の解説

人麿神社
ひとまろじんじや

[現在地名]橿原市地黄町小字西浦

地黄じおう集落北西に鎮座柿本人麻呂を祀る。旧村社。口碑に現奈良県新庄町の柿本かきのもと神社から分祀したと伝える。本殿は一間社隅木入春日造・檜皮葺で康永四年(一三四五)の棟木銘があり、国指定重要文化財。神社南方地黄池(桜池)傍らには若宮社と称する小祠があり、その西隣には浅草せんそう(現東京都台東区)本尊があったと伝える観音堂があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android