仁々志別川(読み)ににしべつがわ

日本歴史地名大系 「仁々志別川」の解説

仁々志別川
ににしべつがわ

釧路支庁管内の西部阿寒あかん町・釧路市を流れる釧路川水系の一級河川。流路延長五〇・九キロ(うち指定区間三五キロ)流域面積一六二・三キロ。同支庁管内北西部にあたる鶴居つるい丘陵に源を発し、阿寒町仁々志別の集落を流れて、オンネナイ川・ポン仁々志別川などの支流を流入させながら釧路湿原内を南東に流れ、釧路市鳥取大通とつとりおおどおりで新釧路川に注ぐ。もとは北西方の釧路市山花やまはな付近で阿寒川に合流していたが、大正九年(一九二〇)八月の洪水で阿寒川が大楽毛おたのしけ川との間に開削された分水路を本流としたことにより、仁々志別川は阿寒川から分離、大正七年開削の阿寒川新放水路仁々志別川下流部とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android