仁井田神社(読み)にいだじんじや

日本歴史地名大系 「仁井田神社」の解説

仁井田神社
にいだじんじや

[現在地名]高知市仁井田 宮ノ谷

大平おおひら山の西南麓、字みやたにに鎮座する。祭神は大日本根子彦布斗瓊命・磯城細姫命・大山祇命・吉備彦狭島命・伊予二名島小千命・伊予大狭貫命。旧郷社。古くは五社大明神とも称した。欽明天皇の時、伊予親王の流れを引く小千氏の二三代玉澄が高岡郡に移り新田を開発、その地に祖神を仁井田明神(現高岡郡窪川町の高岡神社)として祀ったという。その後、玉澄に随従してきた河野・曾我部・高野の諸氏が当地に来住し、高岡郡の仁井田明神を勧請して祀ったのが当社という。


仁井田神社
にいだじんじや

[現在地名]安芸市栃ノ木

安芸平野北端、安芸川尾川おがわ川の合流地の北側山麓にある。祭神は伊津山津見命。旧郷社。創建沿革とも不明。とち氏神で、元禄一二年(一六九九)棟札があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android