今井勇之進(読み)イマイ ユウノシン

20世紀日本人名事典 「今井勇之進」の解説

今井 勇之進
イマイ ユウノシン

昭和・平成期の金属工学者 東北大学名誉教授



生年
明治40(1907)年10月12日

没年
平成13(2001)年9月18日

出生地
長野県長野市

別名
別名=今井 迪生

学歴〔年〕
東北帝国大学工学部金属工学科〔昭和6年〕卒

学位〔年〕
工学博士(東北大学)〔昭和21年〕

主な受賞名〔年〕
日本金属学会功績賞(金属材料部門)〔昭和26年〕,日本鉄鋼協会渡辺三郎賞〔昭和29年〕「特殊鋼の恒温状態の研究および硼素鋼の研究」,日本金属学会谷川ハリス賞〔昭和37年〕,学士院賞〔昭和42年〕「鉄鋼の熱処理加工に関する基礎研究」,日本鉄鋼協会西山賞〔昭和45年〕,日本金属学会論文賞(金属化学部門)〔昭和46年〕,日本金属学会賞〔昭和50年〕,本多光太郎記念賞〔昭和52年〕「鋼の合金元素としての窒素の作用」,勲二等瑞宝章〔昭和53年〕,文化功労者〔平成4年〕

経歴
海軍航空技術廠を経て、昭和15年東北大学金属材料研究所に入所助手、18年助教授を経て、22年教授。46年定年退官、名誉教授。のち日本金属学会附属金属博物館館長を務めた。原子炉用の耐蝕材料や骨折治療用の合金開発に寄与した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今井勇之進」の解説

今井勇之進 いまい-ゆうのしん

1907-2001 昭和-平成時代の金属工学者。
明治40年10月12日生まれ。昭和22年東北大金属材料研究所教授となる。日本金属学会会長,同学会付属金属博物館館長をつとめる。鉄鋼の熱処理加工に関する基礎研究で,42年学士院賞。平成4年文化功労者。平成13年9月18日死去。93歳。長野県出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android