今川庄(読み)いまがわのしよう

日本歴史地名大系 「今川庄」の解説

今川庄
いまがわのしよう

「荘園志料」に「今川荘 吉良長氏之を領す。其の次子国氏、今川を以て名字と為す。今も吉良荘内に上下今川村存す」とあり、ある時期に吉良きら庄内にあったことがわかる。また「難太平記」に「今川庄をば、左馬入道の御時より長氏の少年の御時、装束料に給ひしを」とあるように、少年時代の長氏が、父の左馬入道義氏から贈られたものであった。長氏はこの今川庄を次子国氏に伝え、国氏は荘名にちなんで今川氏を名乗り駿河に移って今川家を開く。

国氏に譲られた今川庄は、今川次郎(基氏)から今川五郎(範国)へ受継がれる。範国が遠江に続いて、駿河の守護となった延元三年(一三三八)三月、了俊の弟氏兼が相続することになる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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