吉良(読み)キラ

デジタル大辞泉 「吉良」の意味・読み・例文・類語

きら【吉良】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「吉良」姓の人物
吉良上野介きらこうずけのすけ
吉良竜夫きらたつお
吉良義央きらよしなか

きら【吉良】[地名]

愛知県西尾市地名三河湾に臨み、江戸時代から製塩が行われた。もと吉良義央きらよしなか領地吉良温泉がある。

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精選版 日本国語大辞典 「吉良」の意味・読み・例文・類語

きら【吉良】

  1. 姓氏の一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉良」の意味・わかりやすい解説

吉良
きら

愛知県中南部、幡豆郡(はずぐん)にあった旧町名(吉良町(ちょう))。現在は西尾(にしお)市の南部中央を占める一地区。旧吉良町は農漁業と観光の町で、三河湾(みかわわん)に臨み、矢作(やはぎ)古川のつくるデルタ地帯にある。1955年(昭和30)吉田町と横須賀(よこすか)村が合併して吉良町と改称。2011年(平成23)西尾市に編入された。旧町名は荘園(しょうえん)名の吉良荘(しょう)による。名古屋鉄道蒲郡(がまごおり)線・西尾線と国道247号が通じる。三河湾国定公園の一部で、宮崎海岸は海水浴の適地で、吉良温泉もあり観光拠点の一つ。イチゴ、ナシ、ミカンなどの園芸農業、吉良茶、ノリ養殖が盛んで、最近まで製塩業も行われていたが1970年に廃止。江戸時代は吉良義央(よしなか)の領地で、義央は治水(黄金(こがね)堤)、製塩に功績があったといわれ、住民からは名君と慕われ、華蔵(けぞう)寺に墓もある。金蓮寺(こんれんじ)の弥陀(みだ)堂は国宝。源徳寺には吉良の仁吉(にきち)の墓がある。丘陵上には正法寺古墳(国指定史跡)がある。

[伊藤郷平]

『『吉良町誌』(1965・吉良町)』『『吉良町史』全8巻(1988~1999・吉良町)』


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉良」の意味・わかりやすい解説

吉良
きら

愛知県南部,西尾市南部に位置する旧町域。三河湾に臨む。1955年吉田町と横須賀村が合体して町制。2011年西尾市に編入。水田裏作(→裏作)のナタネが衰退した 1959年以降は,米作のほかイチゴ,カーネーションなどの施設園芸や酪農,養鶏が行なわれた。一方,遠浅の海岸は,古くからの三河ノリの主産地であるとともに干拓地の一部で製塩が行なわれた。饗庭塩として江戸や信州に送られ,中心集落吉田は塩の積出港として栄えた。塩田は 1915年には 63haに及んだが,1971年に廃止された。東部の海岸は三河湾国定公園に属し,海水浴場,釣場,吉良温泉(ラジウム鉱泉)がある。華蔵寺(けぞうじ)は吉良義央(上野介)の菩提寺で,金蓮寺の弥陀堂は国宝に指定され,源徳寺には吉良仁吉の墓がある。正法寺古墳は国の史跡。名古屋鉄道西尾線・蒲郡線,国道247号線が通じる。面積 35.98km2。人口 2万2041(2005)。

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百科事典マイペディア 「吉良」の意味・わかりやすい解説

吉良[町]【きら】

愛知県南部,三河湾に面する幡豆(はず)郡の旧町。近世吉良氏の領地で,干拓による新田開発,製塩が盛んであった。中心の吉田はかつての塩の積出港で,名鉄蒲郡(がまごおり)線と西尾線の結節点。果樹,茶を産し,畜産も行う。2011年4月幡豆郡一色町,幡豆町と西尾市へ編入。35.98km2。2万2295人(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「吉良」の意味・わかりやすい解説

吉良 (きら)

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普及版 字通 「吉良」の読み・字形・画数・意味

【吉良】きつりよう

めでたい。

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