日本歴史地名大系 「今森村」の解説 今森村いまもりむら 兵庫県:豊岡市今森村[現在地名]豊岡市今森江本(えもと)村の南、円山(まるやま)川東岸に立地し、東と南は気多(けた)郡八社宮(はさみ)村・伏(ふし)村。新田(につた)村(寛永一六年知高帳)、新田今森(につたいまもり)村(天保郷帳)とも称した。新田は古代の城崎(きのさき)郡新田郷(和名抄)、中世の新田庄に由来。江戸時代の領主の変遷は立野(たちの)村に同じ。寛永一六年(一六三九)の知高帳によると枝村の江本村・塩津(しおつ)村分を含めて高七八〇石余。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図にも「新田」とみえ、同高。寛文一一年(一六七一)の今森村地詰帳(今森区有文書)によると反別四二町一反余・分米三六五石五斗余、ほかに永荒三四石八斗余と地詰高一六石六斗が計上され高都合四〇〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報